メモ・ノート術

日常生活や学習に使える記憶に定着しやすく効果的なノート術を紹介!

なにかを学ぶとき、覚えるためにノートを作ったのに、なかなか記憶に定着しない・・・ということはありませんか?
あなたが「覚えるため」と思って作ったノートは、実は「忘れるため」に作られたノートとおなじやり方なのかもしれません。
覚えるためのノートと忘れるためのノートの違いを知り、日常生活や学習に活かしていきましょう。

忘れるためのノートってどういうもの?

どういうふうにノートに書いていけば、記憶に定着するのかが気になって調べているうちに、「忘れるために書くこともある」ということを知りました。

例えば、講義で先生が言った内容を一言一句書いていくのが、学習に有効かどうかというと、決して有効ではないらしいです。

これは、かつて完全記憶を持つシェレシェフスキーが、「忘れるために故意におこなった手法」ともされており、覚えるとは真逆のところをいっているそうです。

 

ちなみに、どういったノートのとり方が記憶に定着しやすいかの実験が、「ザ・マインドマップ 脳の力を強化する思考技術」に載っています。

ザ・マインドマップ 脳の力を強化する思考技術↓↓

 

最近、この本を読み始めたんですが、なかなか興味深いですよ。
あんまり時間がないから、1日に数ページくらいしか読めないんですけどね笑

この本によると、実際にどういったノートのとり方が一番記憶に効果的なのかは以下のとおりだそうです。

ハウ博士は、学生たちが理解し、まとめたことを、ノートを使うことによってどれだけ上手に話せるかという実験をおこなった。
学生たちは、学習したことを思い出し、問題の回答になりそうな部分を復習するためにノートを使うことになる。
これは、ノートを持ち込めない試験を受けるのと同じことだ。

結果は、悪い順にならべて次のとおりだった。

1.講義の口述記録ノートを与えられた人
2.自分で口述記録ノートを作った人
3.口述の文章の要約を与えられた人
4.口述の文章を自分で要約した人
5.キーワードを記したノートを与えられた人(ときどき悪い結果になるときもあった。与えられたノートから正しい連想ができない人がいたためだ。)
6.自分でキーワードを記したノートを作ったひと

ハウ博士の研究から、成功するノート作りには、簡潔さ、効率、自分で作るという要素が欠かせないことがわかった。

『ザ・マインドマップ 脳の力を強化する思考技術』より抜粋

つまり、本人は覚えるために一字一句先生の言葉を聞き漏らさず書き写したとしても、それが記憶の定着に効果的ではないということですね。

主婦の日常に効果的なノートの作り方は?

ここからもわかるとおり、自分にとって効果的なノート作りは、その事柄を「覚えたいか」「忘れたいか」によって異なります。

例えば、マル子は主婦なので、どういうノートが効果的かを考えてみましょう。

そりゃできれば全部を完璧に覚えて、ささっと必要な事柄を取り出せたら良いかもしれませんが、そんな人はほとんどいないと思います。

だいたいがきっとマル子と同じように、「今日買うべきものは、あれとこれと・・・あとなんかあったっけ??何か買い足さないとと思った記憶はあるんだけどなぁ・・・」ってなるんじゃないでしょうか。

ちなみに、マル子にとっての、忘れていたいことと覚えていたいことはこんな感じです。

・覚えていたいこと⇒料理レシピ、何をどこにおいているか、学習したこと
・忘れていたいこと⇒買い物リスト、毎日のタスクリスト、どの家事をいつやるか

マル子の場合、特に意識しなければ忘れるので、覚えていたいことだけ対処が必要です。

例えば、覚えていたい料理レシピは、雑誌のきりぬきを貼るんじゃなくて、自分の言葉で作り方を箇条書きで書き出すとかですね。

学習したことも、参考書を読むだけじゃなくて、自分の言葉に置き換える作業が必要です。

 

また、普段は「忘れていても大丈夫」という事柄も、必要なときには思い出せるような仕組みづくりも必要ですよね

思い出すための仕組みづくりとして、例えば、「手帳を毎日確認する習慣」とか、アラームをセットする、などが有効だと思います。

マル子の場合、念の為に、手帳を朝と昼の2回見直すくらい必要かもしれないですね。
えぇ、いつも朝見たことを昼には忘れているので・・・

学習に効果的なノートの作り方は?

マル子は今、英語学習にハマっています。
その際に思うのは、やはり、「わからないところだけをまとめたノートがあっても良いんじゃないか?」というもの。

例えば今、中学1年の英語からスタートしているが、やはり、「分かる部分」が多いです。(かろうじて)

しかし、「忘れていた!」となっている部分もあるので、その「忘れていた!」となっているところだけをまとめたいものです。

そして、このブログの冒頭に書いたとおりだとすると、ただ参考書を丸写ししても、「忘れてしまうノートづくり」にあてはまってしまうでしょう。

もちろん、要約するのも悪くはないと思いますが、一番良い選択肢ではなさげですね。

参考書に書いてある英語を自分のモノにするためには、自分でキーワードを考えてノートを作っていかねばならないでしょう。

例えば、自分で英語の例文を作ってみる、、、とかでしょうね。

そう考えると、よく、「英語を上達させるには、英語の日記を書くこと」と言われるのもうなずけますね。うんうん。
英語の他にも、資格勉強とかにも使えるノートの作り方じゃないでしょうか。

日常生活や学習に使える記憶に定着しやすく効果的なノート術を紹介!まとめ

今まで、試験勉強をするときって、教科書から必要箇所を抜粋するだけだったり、読むだけで覚えようとしていました。
しかし、この本を読んで、効果的なノートのとり方を知ることができたので、さっそくためしてみようと思います。

要点まとめ

・プリントに頼らず自分でノートを作成する。
・自分の言葉で書く。
・一字一句を書き写そうとしない。

ノートを作るのって、ちょっと面倒だなとは思いますが、実際にその効果は計り知れません。
今度は、ノートを作る効果について調べてみようと思います。

まだまだこれは、この「ザ・マインドマップ」という本の序章にすぎないので、続きが楽しみです。

興味があれば、ぜひ読んでみてくださいね!