メモ・ノート術

人生を変えるノート術!脳の機能を反映させたタスクリストとは?

脳の機能を反映させたノートを作るために、脳の機能を調べてみました。
また、それらをもとに自分のタスクリストを考察してみました。
学習や人生計画にも使えるノート術を紹介します。

脳の機能を活かしたノートとは?

素晴らしいノート、と聞いてどんなノートを思い浮かべますか?
眺めるのが楽しいノートとか、学習にとても効果的なノートとか、人によって思い浮かべるのはさまざまでしょう。

最近マル子や読んでいる「ザ・マインドマップ 脳の力を強化する思考技術」という本では、脳の5つの機能を反映させたノートというものが紹介されていました。

脳には5つの機能があります。

脳の5つの機能

①受容
②保持
③分析
④アウトプット
⑤コントロール

この5つの機能の詳細を、「ザ・マインドマップ 脳の力を強化する思考技術」より抜粋します。

①受容・・・感覚が得た情報を受け入れる。
②保持・・・情報を蓄積し、蓄積した情報を取り出す。記憶を保持する。
③分析・・・パターン処理と情報処理。
④アウトプット・・・さまざまなコミュニケーション、創造的な行為、思考。
⑥コントロール・・・知的および身体的機能をコントロールする。

この5つの機能は互いに補強しあっている。
脳が興味や動機を持ち、受容プロセスが脳の機能に合えば、データを受け入れるのは用意になる。
効率的に受け入れられた情報を保持し、分析するのは難しくない。
逆の言い方をすれば、記憶の保持や分析が効果的に行われれば、情報を受け入れる能力が高まるのだ。

 同様に、複雑な情報処理作業の連続である分析にも、受容した情報を保持(維持と関連付け)する能力が必要である。
情報を受け入れ、保持する能力が高ければ、分析の質も高くなる。

 アウトプットは、これら3つの機能を統合したものである。
受け取り、保持し、分析したデータを、マインドマップや言葉や動作で表現するのだ。

 5番めのコントロールとは、健康、態度、周囲の状況など、知的および身体的機能を監視することで、とくに重要な機能である。
受容、保持、分析、アウトプットという4つの機能が能力を発揮するには、知的な健康と身体的な健康が不可欠だ。

そして、これら5つの機能を反映したノートが、「素晴らしいノート」というわけです。

そのノートを誰かと共有すれば、脳を共有しているのと同じような状態ですね。

タスクリスト(To do リスト)でどれだけ脳の機能が活かされているかを考察してみる

さて、そこで、私が思ったのは、「日頃の私がどれだけその5つの機能を反映させているか」です。

例えば、私が毎日書いているものといえば、タスクリスト。
タスクリストを例にあげてみます。

私が日頃書いているタスクリスト(To do リスト)は、まぁこんな感じです。

□しめじ、挽き肉を買う
□トイレ掃除をする
□ブログを書く
□友人に連絡して出欠確認する
□イスの下にクッションシートをかませる

こんな感じのとりとめのないことがつらつら書かれています。

そして、その下に、今日あったことなどのちょっとしたことが日記のように書かれています。

これを見てみると、その5つの機能のうち、保持、分析、アウトプットはできているように思います。

しかし一方、受容とコントロールにはちょっと弱いような気もします。

日記では、今日あったことなどを書いていますが、新しい発見のときもあれば、特に何も発見していないときもあります。

読書しているときもあれば、しないときもありますし。

もし、「受容」の部分をより強化させたら、今の生活にどんな変化がおこるのだろう・・・?と気になりました。

また、それらタスクリストが「コントロール」に活かされているか・・・というと、ちょっと微妙です。

日々の発生する雑務をこなしているだけで、基本的にルーチンワークになっていたりするだけですし。

まぁ、日常の生活を成り立たせるためにコントロールしているといえばしているかもですが・・・

せっかくなので、「日常の生活を成立させる」よりも、もっとステージをあげたことをコントロールしたいなと思いました。

例えば、「人生の目的に沿った生き方を実現させる」とか、「目標を達成する」とかですね。

人生を変えるタスクリスト(To do リスト)の作り方は?

そう考えると、タスクリストの書き方もちょっと変わってきそうです。

今までのタスクリストの書き方が、生活を成り立たせるための積み上げ方式で作ったタスクだとすると、私が求めている生活をするためには、求める未来から逆算させてタスクをこなす必要があるんだと気づきました。

「求める未来」から逆算して、どんな知識を日々受容するか。
知識を得て、保持、分析、アウトプットすることで、どのように生活をコントロールしていくか、そう考えていくと、毎日の生活も変化しそうですよね。

タスクリストは、ただ「やるべきこと」を「やった」「やらなかった」と見分けるためにあるのかと思っていましたが、それで終わったらもったいないですね。
ちゃんと日頃タスクリストを振り返って、理想の生活に近づいたか確認していこうと思いました。

また、どうしたら求める未来に近づけるかの計画書をノートに作成することで、脳の5つの機能が活性化していくんだと思うと、やらない手はない!

5つの機能を意識させた計画書を作っていきたいです。

脳の機能を活性化させることで、人生がどんなふうに変わっていくのか、ワクワクします。

人生を変えるノート術!脳の機能を反映させたタスクリストとは?まとめ

つまり、脳の持つ5つの機能というものは、知識を扱うための機能であり、ノートに書くという行為はそれらをアウトプットするということです。

そして、アウトプットすることにより、自分の知識を体系的に俯瞰することができたり、局所的に深めることができます。

知識をどう扱うか、すなわち、5つの機能をどう活性させるかによって、コントロールできるものやコントロールの量や質なども変わってくるでしょう。

脳の5つの機能である受容、保持、分析、アウトプット、コントロールをそれぞれ意識することで、資格試験などの学習にももちろん活かせますよね。

資格試験に活かすのも良いですが、私の場合は「人生をもっとこうしたい」という願望があるので、やはり、夢リストやウィッシュリストからタスクリストへの落とし込みが重要だと感じました。

夢リストの書き方はこちらをどうぞ!
夢リストの書き方例とその効果を検証してみる!手帳に夢を100個書こう!

そして、最後に、偉人のタスクリストを紹介します。
レオナルド・ダ・ヴィンチのTo Do リストノートと自分を見比べてみた。

ぜひ、参考にしてみてください。

え?参考にならないって??

まぁそこはほら、偉人ですからね。しかたない。