初めてジオラマ制作を体験してみたよー!
東京にあるアトリエminamoで制作した感想や簡単な作り方をざっくりと紹介しようと思う。
意外と100均とかの商品を活用してたりして、費用をおさえられるみたいだから自宅でやるのもよいかも!
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ジオラマ制作を体験してみた!東京都町田市にあるアトリエminamoに訪れた
さて、今回ジオラマ制作を体験させてくれるというのは、アトリエminamoというところ。
夫とはるばると東京都町田市まで行ってきました笑
うん、ちなみにマル子は細かい作業が好きではあるが苦手である。
夫は細かい作業が好きだし大得意である。
今回は夫の夢リストの75番目に「ジオラマやってみる」という文言があったため、それくらいならすぐできるんじゃね?とマル子が提案したのである。
夢リストを夫婦で共有すると、こういうふうにふとしたときに叶うのが良いよね。
マル子もちょいちょい積極的に夫の机の上にさりげなく夢リストを置いていこうと思う。
さて、まずはどのジオラマを制作するか選ぶところから。
マル子は雪景色とかやってみたかったのだけど、雪景色は難しく、初心者にはあまり向いていないとのこと。
そんなわけで、今回作るジオラマはこちら。
マル子はこれ
↓
夫はこれ
↓
このアトリエminamoは、鉄道を主に扱っているらしく、置いてあるジオラマもほぼ鉄道関連だった。
でも、マル子は鉄道にちっっっっっっとも興味がないため、線路がないものを選んだのだ。
夫は、「2つ並べて置けるの選ぼうよー♡」と相変わらず乙女チックなことを隣で言っていたが、マル子はとっととこれに決めてしまった。
ちなみにマル子も夫も、カッターを使う「中級」というのを選んだ。
中級の完成までの時間見込みは2時間らしい。
気に入ったジオラマと指導料をお店に支払い、早速ジオラマ作りが開始された。
ジオラマ制作の作り方を簡単にざくっと紹介
まずは、湖部分を作っていく。
透明なプラスチックの板に、緑の塗料を水を含ませながら塗っていく。
くるくると塗っていき、わざとムラを作ることで、自然な仕上がりになるのだとか。
しかし、何度塗っても自然な感じにならない。なんだか汚い湖になってしまう。
くるくると小さく筆をまわすごとに、渦潮が出来上がっていく。
うーむ、鳴門の渦潮風の湖と思えば思えないことも・・・・と、自分で自分を騙そうとしていたが、店主の生暖かい目がどうも気になり、何度もやり直すことになった。
ちなみに、指導してくれた店主さんはとても面倒見がよく、いろいろ丁寧に教えてくれた。
さて、くるくる筆を動かしては乾かし、くるくる筆を動かしては乾かし・・・という作業が何十回目に突入したあたりで、店主さんが「かわりにやりましょうか」と申し出てくれた。
おそらく、マル子にまかせていては時間がいくらあっても足りないと判断したのだろう。
それもそのはず、指導時間2時間を見込んでいるなか、すでに30分ほどこの出だし部分で使っているのだ。
「あ、よろしくおねがいします」
と、特に「自分だけで自分だけのジオラマを作るんだ!!」という気概がないマル子はあっさりと筆を手放した。
そして、店主さんがささっと湖部分を作ってくれた。
さすが店主だ。
一般の人が2時間かかるジオラマも、40分ほどで作れるとか。
なにそれすごい。
つぎにやるのは、地面を作ることだ。
黒い発泡スチロールのような土台を渡された。
そして、店主さんが「こうやるんですよ」とカッターでお手本を見せてくれた。
すーい、すーい、と、さも何でもないように自由自在に動いていくカッター。
それを見ているうちに、マル子その1は思った。
「これ、簡単じゃね?」と。
湖部分を断念したことなど、もちろん忘れている。
どうでも良いことは忘れるに限るね。
そして発泡スチロールにカッターを当てた瞬間、マル子その2は悟った。
「これ、難しいわ」と。
そんなわけで、ここでも1時間ほど使ったのではないだろうか。
ひたすら地面を作って、岩を掘っていく作業。
ようやく岩を掘りおわって、岩を露出させていく部分を茶色く着色させた。
ちなみに夫は、ひたすら直線に切る作業だったため、何度もマル子を羨ましそうにみては、「そっちの方がやりがいありそう・・・」とつぶやいていた。
夫から見ると、いつだってマル子の芝生は青々と生い茂っているのである。
そしてできあがったジオラマの岩がこちら。
↓
どうでしょう、この岩っぷり。
惚れ惚れするくらいの岩っぷりではないだろうか。
ちなみに、二段重ねたところがやたら不自然じゃないか、とかそういう無粋なツッコミはいらないのである。
褒めて伸ばそうぜ。
さて、ここまで来るともう、完成まであと僅かと言ってもよいのではないだろうか。
マル子は期待に胸を膨らませた。
マル子はすでに理解したのだ。
ジオラマ制作、マル子に向いていない。
や、たぶんね、イメージしたことを自分の手で具現化させられるほど器用な人は好きだと思うのよ。
もしくは、具現化させたいほどのイメージ図がすでにあるとかね。
でもマル子ははっきり言って不器用であるため、早くも敗戦を悟ってしまったのだ。
それを見越したのか、店長は「よくできてますよ。それに、ここからが楽しい作業ですから」と何度も励ましてくれた。
さて、気を取り直して次の作業は、芝生を生やすことである。
岩の上に木工ボンドを水で10倍ほどに溶かした液体を塗って、その上から緑色の細かいスポンジのようなものをふりかけていく。
これが、芝生の土台になる。
この粉は水分をどんどん吸収していくので、たくさんふりかけては粉をはたき落としていく。
ここで、指でぐりぐりとか触っちゃうと、スポンジが潰れちゃうとのこと。
やさしくふりかけて、やさしく払い落とすのだ。
そして次は、もっと緑が鮮やかな粉をふりかけていく。
ここが奥が深いな、と思った部分。
木々がなくて日当たりが良い場所にしたいとおもったら多めにふりかけて色濃くさせる。
反対に、何かの陰があったりなどしたら意識的に緑を薄くさせる。
この部分で、春夏秋冬いつでも表現できるらしい。
ちなみに、この粉をふるだけで1時間かかっている。
もはや指導してくれるという約束の2時間はとっくにすぎさっているが、店長さんはそんなことおくびにも出さず、相変わらず懇切丁寧に指導してくれている。
ありがたい。
そして、その次は木を作った。
針金を7本ほど練り合わせ、枝分かれさせていく。
この枝の作りかたで、桜や梅や広葉樹や針葉樹など、いろいろ表現できるらしい。
店主さんがお手本をたくさん見せてくれるからわかりやすかった。
そして出来上がった枝に接着液をつけて、木々の色のスポンジなどをくっつけていく。
できあがったのがこちら。
どこからどう見ても木である。
さて、あとは木とシカを配置すればよいのかと思いきや、どうやら今日はここまでらしい。
粉をふりかけた地面の部分が、確実に乾いてから木やシカを配置しなければならず、乾くまで1日は見てほしいとのこと。
とりあえず、マル子はこれで終了。
他にマル子にできることといえば、隣で真面目に細かい作業をやっている夫に、すべらない話を披露することしかないのである。
見かねた店長さんが、「もうちょっと長い草でも生やしましょうか」といって、草の素材をくれた。
せっかくなので、ちまちまと草を生やしていた。
ジオラマ体験をさせてくれるアトリエminamoの感想
いや、しかし、本当に良いお店だった。
きっとアトリエミナモの店長さんがもっと無愛想な人だったら、マル子はもう二度とジオラマをやらなかったであろう。
でも、とても丁寧に指導してくれ、いろんな派生技術なども教えてくれた。
時間をオーバーしても、嫌な顔一つせず、暖かく見守ってくれた。
そしてジオラマ愛がめっちゃ伝わってきた。
マスター、どうもありがとう。
100均の材料で作った鉄橋とか、リアルでびっくりしたよ。
アトリエminamoでジオラマ制作体験してきたので画像たっぷりで紹介!まとめ
アトリエミナモの店主が教えてくれたんだが、今年の高校生のジオラマ選手権(そんな名前じゃなかったっけ?)は、女性3人組が優勝したらしい。
女の子もやってるんだ?!と意外に思った。
店主曰く、ドールハウスとか好きな女性もけっこうジオラマの魅力にのめりこんでいくそうな。
雑誌をぱらぱらめくってみたら、灘高とか超進学校の子が受賞していたり、地形研究部が受賞していたり。
なんというか、ほんと多種多様な人がやっているんだなぁと思った。
興味を持つ入り口がたくさんあるのって良いよね。
女性が作ったジオラマはファンタジーの世界が広がっていたり、色鮮やかで可愛い。
そして男性が作ったジオラマは、ほぼ全員、直線的で機械的だった。
ジオラマはその人の持つ性格とか、興味の対象とかが具現化されるね。
よく、「本棚は持ち主の心の中を表している」というけれど、ジオラマもそうだと思った。
ジオラマ療法とか、いつかでてくるかもしれない笑
うん、でも、ジオラマ制作の体験は面白かった。
あと、夢リストに夫が書かなければ、きっと一生やることはなかったんだと思う。
夢リスト書いておくと、自分の願望にアンテナを張れて良いね。
ジオラマと共に、こちら「夢リストに期限を決めるメリットの大きさに愕然としてる」もおすすめである。
ばいちゃ!